≪緊急要請≫ 最も感染の危険性が高い「『喫煙所』の休・廃止を」受動喫煙撲滅機構は神奈川県・県知事に要望を送付しました

 感染騒ぎで、変なところまで自粛や閉鎖が続いていますが……、
 そんな中、もっとも危険な、“狭い・人が密集する・空気が汚染されている” 場所である「喫煙所」は、当然真っ先に使用禁止とすべきです。
 しかし、ごく一部の良心的な企業・施設が実施したのみで、大多数が放置、そのまま利用され、感染の危険性を増大させ続けています。

 当然の疑問として、各団体が喫煙所の至急利用禁止の要望・声明を出しています。その取り組み、すでに禁煙化した場所の情報を当欄で紹介しましたが、→末尾に関連リンク
遅ればせながら受動喫煙撲滅機構も、地元神奈川県に、3月18日に要望書と関連資料を送りました。
 以下が送付した書面です。クリックで拡大します。(読みづらい場合は、下の囲みが同文ですのでそちらをお読みください)

神奈川県庁 健康医療局
神奈川県知事 殿

≪緊急要請≫

1. 県管轄・管理・関連の場所・施設の「喫煙所の休・廃止」
2. 県内、事業所・団体等への「喫煙所の休・廃止」呼びかけ
の要望

 「 公益社団法人 受動喫煙撲滅機構 」と申します。
 この度のCOVID-19=新型コロナウィルスの感染・蔓延の事態において、もっとも感染を助長すると思われる、“狭く・人が密集する・空気が汚染されている”場所である、「喫煙場所」は、至急の撤去・使用禁止が必要です。すでに閉鎖された喫煙場所は全国にあります。

 これは、喫煙所利用の喫煙者の健康被害だけでなく、
 ・喫煙所からの煙・有害成分の漏れによる、周囲への受動喫煙、 
 ・喫煙後の呼気による受動喫煙、および衣服や体の付着有害物質による三次喫煙、
 により、非喫煙者も、免疫力の低下、感染・発症・悪化の危険性増加が起こりうる問題です。当機構では、受動喫煙撲滅の観点のみならず、公益社団法人として、県民の生命を守るため、表題の通り以下を要望いたします。

 1. 県の管轄・管理・関連である、県庁・市役所等各自治体の庁舎や施設(屋外含み全敷地内)、および公共の道路・公園などの、喫煙所・喫煙室の休・廃止の、至急の実施をねがいます。
 2. 県内、企業・団体・交通機関等の施設や敷地にある、喫煙所の休・廃止を、県庁・県知事から呼びかけを行なうことをねがいます。

 ご存じかと思いますが、前述、すでに優良な企業・施設は全国的に、期限を定めず喫煙所の閉鎖をしております。
 「一般社団法人 日本禁煙学会」が、その一覧(3月12日現在)をあげ、詳しい知見の入った申し入れを、全国の会員を通じて各所に行なっております。禁煙学会の資料はじめ、ネット報道(『まとめまとめ』)・大阪の団体のブログ報告(『タバコのない笑顔あふれる大阪、日本、そして世界へ』)の一部、および当機構サイトの理事長論説と、閉鎖した横浜の喫煙室掲示写真を同封いたしますので、ご参考まで(ネット記事は検索され全文をお読みください)、なお、当機構の要望理由は、禁煙学会申し入れ書面のものに準じます。

 事態は緊急を要しております。県としての早急なる善処に期待しております。

 ※ご回答は、書面にてお願いします。
 ※すでに実施を進められ行き違いのさいはご容赦ください。(ご回答に詳しくお示しください)
 ※ご回答は、当活動で資料として活用、公開する場合もございます。
  (無回答の場合はその旨を公開します)

2020年3月18日

公益社団法人 受動喫煙 撲滅 機構
理事長 田中 潤
編集局 内藤 謙一
(以下住所等略)

 文にありますように、要望書とあわせていくつかの参考資料を同封しています。それらは以下[当サイト関連既報]にある記事からのものですので、そちらをご覧ください。

 回答がありましたら、当ニュースにて報告いたします。→末尾【追記】

横浜スカイビル’20年3月

声をあげましょう

 みなさんも、これらを参考にしていただいて結構ですので、身近な“放置喫煙所”について、管理者に申し入れをされてはいかがでしょうか。喫煙場所は、屋外でも飲食店でも個人企業でも、どこでも問題です。
 みなさんの活動は、良い結果も悪い結果も、当サイトで公開できますので、要望文や回答、写真などをお送りください。
 まだ喫煙所を放置している施設・自治体へのよき圧力となります。受動喫煙撲滅・市民の健康のために、がんばってみてください。
 ※申し入れの場合には、「回答は公開する場合があります」と記しておいてください。  
 
 
追記】 県庁からは、’20年4月3日(金)に郵送で回答が届きました。
 こちらをご覧ください。→感染防止のための「喫煙所」休・廃止の要望、県から回答がありました

当サイト関連既報]※申し入れ活動や健康被害の例などは他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 狭い「喫煙室」は感染・蔓延の原因に! 閉鎖・撤去を各団体が呼びかけています ’20年3月4日
 各地で喫煙室が休・廃止に~まだある喫煙所には申し入れを~禁煙学会も緊急要請、文面を公開 ’20年3月16日

 受動喫煙で「感染症」増大の危険 ’20年2月17日
 病原菌が受動喫煙で“進化”?! 薬も効かなくなる?! 黄色ブドウ球菌の変質についての研究発表 ’19年11月

 「コロナウイルスに思う公益の在り方」公益社団法人 受動喫煙撲滅機構 理事長 田中 潤 ’20年3月3日
 「マスクと受動喫煙撲滅」論説:公益社団法人 受動喫煙撲滅機構 田中 潤 理事長 ’20年3月17日

STOP受動喫煙 新聞』 季刊・年1200円
 さらなる情報が読める! 各種サービスがある、当機構への入会=『STOP受動喫煙 新聞』のご購読=をおすすめします。

 ☆画像はクリックで「紙面案内・入会特典」ページが開きます。

コメントを残す

* が付いている欄は必須項目です。
アドレスは公開しませんが、内容確認の場合がありますのでご記入ください。
(名前は記入されたまま公開します。過去のコメント集「被害者のコエ」参照)
公開は内容確認後となります。若干の要約・修正や、公開しないこともあります。
※公開向けではない個人的な相談や意見は「お問い合わせフォーム」へお願いします。
※受動喫煙と関係ないこと、喫煙の非難などは書かないでください。

当機構からの回答や連絡は、必ずあるわけではありません。
投稿の方への、一般の方からの助言・ご意見・励ましの言葉も歓迎しています。
(その方のコメント末尾「返信」をクリックして投稿してください)

※公開したコメントの削除は基本できません。
 (より良くするための修正は検討します)
 コメント文の転載等その後の使用権は、当機構が有します。
 無断転載を禁じます。

*