まだあるスーパー入口のむきだし灰皿、地方紙が言及
島根県の地元紙で、スーパー店頭の半皿が問題視されていることが取り上げられました。
スーパー出入り口の灰皿 何とかなりませんか 配慮義務のみ、罰則なし
=『山陰中央新報』2020年11月16日= ※元のネット記事が非公開になったため、転載された(なぜか’21年4月になっての)『愛媛新聞ONLINE』「出入り口の灰皿 なんとかならない?(山陰中央新報)」をリンクし直しました。
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“「スーパーマーケット出入り口の灰皿、何とかなりませんか」との声が山陰中央新報「さんいん特報班」に届いた……元喫煙者の男性は……灰皿の設置場所や現行制度について疑問を投げ掛ける”
“松江市内に住む男性は、出入り口から1メートル離れた場所に置かれた灰皿を横目に「煙が嫌だ」と息を止めて入店した。コンビニエンスストアでも出入り口付近で紫煙をくゆらす人を見掛ける”
“改正健康増進法が2020年4月に全面施行された……ただ、改正法の主目的は屋内の受動喫煙防止だ。屋外(施設の敷地内)に関しては、受動喫煙を避けるという管理者の配慮義務があるが、出入り口付近に灰皿を置いても罰則はない。出入り口と灰皿を何メートル離すといった距離についても触れられていない。厚生労働省健康課の担当者は「改正法の趣旨でいえば、出入り口に置いてほしくない」と述べるにとどまる”
ではなぜ店頭に灰皿があるか? 記事はそれも取材しています。
“ そもそも、コンビニやスーパーで灰皿を置くのはなぜだろうか。……吸いながら店に入らないための火消し用と、灰皿がないことによるポイ捨て防止が理由と明かす。特にコンビニではたばこの売り上げが多く、喫煙者を邪険に扱えない事情が”
“大分県は昨年9~10月、県内のコンビニ253店で、店頭の灰皿を撤去する全国初の調査を実施。だが、調査が終わっても撤去を継続したのは3割の76店にとどまった”
“スーパーはやや事情が異なる。……たばこの売り上げが……低いためだ。……試験的に1店舗で灰皿を撤去したところ、特に苦情はなく、経営者は「他の系列店でも撤去を検討したい」と話す”
“ 改正法は施行5年後の状況に応じ、必要な措置を取るとしている。受動喫煙は屋外にもあると認識し、議論を深める必要がありそうだ”
画像は大阪のあるコンビニの、撤去を予告する掲示(既出)。
“喫煙客の声”は正しいか?
しかし、大分のコンビニが、“喫煙客に不評だから”と灰皿を再度置いたとは、おかしな話です。
その報道→コンビニ灰皿 “撤去実験” その後~大分県 ’20年4月
客で喫煙者は、喫煙者率から言っても2割以下、その中にはコンビニで吸わなくてもいい人もいるでしょうし、しかたないとあきらめる人も多いでしょう。苦情までいう人は、ごく一部のはずです。
地方なので、いくらか喫煙者は多いかもしれませんが、これは非喫煙者の「撤去されてよかった」の声がなく、ごく一部の喫煙者勢力を単純に受け取ったせいでしょう。
皆さんも、コンビニ・スーパー・飲食店・施設で灰皿があったら文句を言い、完全禁煙化されたら、「快適になりました。これからは来る回数も増えるし、体の弱い家族や友だちも誘います」など、お礼・支持の声を伝えてあげましょう。
[当サイト関連既報]※他にも数多くありますので、検索窓で「コンビニ」などで引いてみてください。
一人の市民の要望を受け、コンビニ灰皿が撤去されました~みなさんもどんどん申し入れを! ’19年10月
市民のかんたんな申し入れでの、スーパーの灰皿撤去・敷地内全面禁煙化の成功例 ’20年7月
コンビニの「気遣い」は誰に向けてのもの? ’19年9月
コンビニ店頭の喫煙を排除してくれました~ローソン ’19年12月
迷惑なコンビニの店頭灰皿・喫煙所の撤去を禁煙学会が求めました ’19年8月
店頭灰皿が提訴されました ’20年11月
私の住む富山県朝日町の「ショッピングセンターアスカ」は正面入口のそばの自動販売機のそばに灰皿があり、周りに仕切り壁がない。
隣接するアゼリアホールも入口の横に灰皿があり、周りに仕切り壁がない。両方とも近くを通ると受動喫煙にさらされる。
朝日町にはスーパーはここ一カ所しかないので、受動喫煙から逃れることが出来ない。
朝日町の保健所の安達さんに対応するように言っても全く取り合わない。
私のツイッターに写真を投稿した。
https://twitter.com/tokailife