1200万円の喫煙所!? ~ 京都府
2年前、高額な喫煙所を設置する問題の記事を紹介しましたが、
→ほとんどの人はタバコ臭に敏感! / 400万円の喫煙所が税金で建てられることに?!
なんと同じその市で、その3倍の額で建てる計画が進み、地元紙が問題として報じています。
喫煙ブース予算1200万円「高すぎ」 議会で疑問相次ぐ、京都・亀岡
=『京都新聞』2021年3月20日18:00= ※元の記事が非公開となったため、別の引用サイトのリンクに差し替えました。
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“喫煙ブースを設置するため、市が2021年度一般会計当初予算案に1200万円を計上……「高すぎる」との意見が相次いでいる……市長は「なるべく安くなるよう努力したい」との考えを示した”
「安くなるよう」ではなく、「作らない」が一番安いでしょうが。
記事は、経費が3倍になった過程が続きます。
“ 市は18年、路上喫煙規制条例を制定しJR亀岡駅南と馬堀駅の灰皿を撤去19年、市内のJR4駅とトロッコ亀岡駅周辺を「路上喫煙禁止区域」に指定した。
一方、受動喫煙対策と喫煙者の利便性を両立させるためとして、まずは19年度当初予算で……集じん・脱臭装置を備えたガラス張りのブースを作る費用に400万円を計上……防火仕様にする必要があったとして最終的に3倍の1200万円にかさんだ。ブースは近く完成する”“市議会では設置自体に異論は出ていないものの「もっと安価にする方法はないのか」「馬堀駅の費用を見直し、他の駅にも設置する考えは」と指摘”
“ 予算案は修正なく可決される見通し。……今後、防火仕様をやめることも視野に設置場所を再検討するという”
最後の文、“予算案は可決される見通し……防火仕様をやめることも視野に設置場所を再検討”とは、よくわからないですね。予算は1200万円のまま通して、防火使用をやめたり場所を変えたりで安くする、ということでしょうか?
しかし、設置に反対する市議は一人もいないのでしょうか。議員の尽力もあって喫煙所計画を見送らせた仙台を見習ってほしいですね。
写真は横浜駅西口・高島屋前の喫煙所。(’20年4月、既出)
離れたところまで悪臭が漂っています。
[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
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