その後の喫煙所“閉鎖”状況~“新型コロナ”感染増悪の「喫煙所」「喫煙者」問題(その7)

 続々と続く、新型タバコ、じゃなくて“新型コロナ”感染に関する、喫煙所や喫煙の問題の記事、→いままでの関連記事は末尾にリンク

 地方の記事、大学教授からの寄稿・提言のようです。(例により色違いの記事名クリックで記事へリンク、記事名後の囲みは一部抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者、画像はクリックで拡大します)

 【たばこと健康】喫煙室は「3密」の典型
  =『産経新聞 THE SANKEI NEWS』2020.4.21 07:04|地方|群馬=

“4月7日、とうとう緊急事態宣言が発出され……「3密条件」を避けることが重要とされ……バスや電車では窓を開けて走行……
 しかし、喫煙室は、まさに3密条件がそろった空間……厚生労働省の……喫煙室の設置ガイドラインとして……室内向きに秒速0・2メートルの空気の流れを確保することが求められている。
 一方、……呼気の流速は普通の呼吸で秒速5メートル程度……喫煙室入り口の気流速度とは比較にならないほど速い。さらに、くしゃみをすると、もっと高速で唾液などの飛沫(ひまつ)が飛び出す……複数の喫煙者が同時に利用すると、社会的距離も取れないような狭い喫煙室は、マスクを外した利用者にとって飛沫感染の危険性は高く、喫煙室の灰皿やドアノブなどでの接触感染もリスクが高いと考えられる”

“このように、不特定者の利用する喫煙室はハイリスクであることから、閉鎖すべきであり、利用を避けるべきであると警告したい”

 マスク外して煙吐く、喫煙所は「典型的な3密」…閉鎖の動き
  =『読売新聞ヨミドクター』2020年4月21日=

“大阪府高槻市は今月3日から市内4か所の喫煙所を閉鎖した……通勤時などに利用するという……派遣社員男性(20)は「不便だけど仕方がない」”

“東京都内でも喫煙所を閉鎖する動きが出ている。港区は5月6日まで、……28か所の喫煙所を閉鎖。品川区も今月17日から9か所の喫煙所を閉じた。品川区地域活動課の担当者は「路上喫煙やポイ捨てが増える恐れもあり、悩ましい」と話す”

“田淵貴大・大阪国際がんセンター……「喫煙所や喫煙室は典型的な『3密』だ」と説明する。ニコチンは免疫機能を低下させるため、喫煙者は感染症にかかりやすいという。「喫煙時はマスクも外す。リスクは極めて高い」……実際、喫煙所での感染が疑われるケースも出ている”

 神奈川の回答があいまい、と前回示しましたが(「その6」)、一部では閉鎖もあるようです。

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため川崎市が「指定喫煙場所」を閉鎖、武蔵小杉駅周辺3か所も閉鎖に
  =『武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)』2020年04月21日=

“感染症の拡大防止のため、武蔵小杉駅周辺の「指定喫煙場所」3か所が4月20日をもって全て閉鎖されました”

“周囲での受動喫煙防止のため、2019年12月24日に改修が完了し、高さ2.5mのパーテーションが設置されていました。
喫煙所はどこでも基本的に、煙をなるべく封じ込めて外に出ないようにするためのものです。
またこの喫煙所は改修により拡張されましたが、通行者などとの距離を取るため、喫煙所自体は狭く作られていることが多くなっています。
このような特性上、おのずと喫煙所内では利用者が密集するかたちになります。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のためには、閉鎖もやむを得ないところでしょう”

“指定喫煙場所の閉鎖期間は、現段階で明示されていません
少なくとも緊急事態宣言の発令が解除されないことには、再度供用開始されることはないでしょう”

“お知らせにあるように、ここが閉鎖されているからといって近くで喫煙することのないようにしないといけないですね”

 けっきょく無駄な拡張工事を行なった、ということになりますね。そう考えてはいるのでしょうか。

 川崎市も閉鎖となったそうですが――、

 <新型コロナ>たばこで「重症化のリスク」 市が注意呼び掛け
  =『東京新聞TOKYO WEB』2020年4月26日=

“川崎市は主要駅周辺にある指定喫煙場所全十五カ所を閉鎖している。同感染症が喫煙により重症化するリスクも指摘されており、市は喫煙を巡り市民にさまざまな呼び掛けをしている”

“今月二十日に封鎖された後も、立ち寄りかけて戸惑う喫煙者は絶えない”

“たばこを巡るリスクは喫煙所だけではない……ごみを担当する市減量推進課は、使用済みのマスクやティッシュなどを袋に入れてしっかり封をしてからごみに出すよう呼びかけており、口にしたたばこの吸い殻も同じだという”

“「ストレスがたまることで依存的な行動になることが災害時などによくある」として、外出自粛のストレスや不安から喫煙量が増えることを懸念

“市健康増進課……改正健康増進法で……喫煙者に周囲への配慮義務が課せられたことに基づいて「家庭での受動喫煙も避けて」と呼び掛けている”

“日本医師会常任理事で川崎市幸区で「はとりクリニック」を営む羽鳥裕さん……武漢や米国のデータから、喫煙者ほど重症化しやすい傾向がみられることを強調……電子たばこによっても肺機能が衰える急性呼吸窮迫症候群(ARDS)になる疑いが米国で報告されていることも加えた”

受動喫煙した人も重症化しやすい可能性を、羽鳥さんは「高い」とみる。「家庭で受動喫煙をしていれば、その分たばこの煙が肺に入っていることになる。同じような肺機能低下が起き、重症化も一定の率で高くなる可能性が高い」” 

 (本厚木駅前の喫煙所も閉鎖との報道あり、ネット記事が出ましたら追記します)

 一方、横浜駅西口・高島屋前の喫煙所は相変わらずです。高島屋はじめほとんどの店が休業で、ゴーストタウン化している中、喫煙所だけは密集していました。’20年4月26日(日)12時すぎ撮影。

 
【追記】横浜駅東西の喫煙所は、5月2日にやっと閉鎖されました。しかし違反者が目立っています。→やっと横浜市も喫煙所閉鎖に・・・しかしやはり違反者が /「感染と喫煙所」問題その14 ’20年5月11日

[当サイト関連記事]
〈前回までの報道〉
 やはり喫煙所は感染の危険大・喫煙者には要注意を~報道その1 ’20年4月13日
 感染危険性の「喫煙所」と「喫煙者」~報道続々(報道その2) ’20年4月15日
 感染の危険、「喫煙所」と「喫煙者」~報道その3 ’20年4月16日
 感染の危険(報道その4)“新型コロナ”「喫煙所」と「喫煙者」 ’20年4月20日
 “新型コロナ”感染問題その5「喫煙所」「喫煙者」問題 続報 ’20年4月21日
 喫煙所の撲滅が進んでいます(“新型コロナ”「喫煙所」「喫煙者」問題その6)=東京都の好例と、まだ閉鎖しない自治体の問題 ’20年4月23日
〈要請活動〉
 ≪緊急要請≫ 最も感染の危険性が高い「『喫煙所』の休・廃止を」受動喫煙撲滅機構は神奈川県・県知事に要望を送付しました ’20年3月23日
 感染防止のための「喫煙所」休・廃止の要望、県から回答がありました ’20年4月6日
 「喫煙室閉鎖の要請」を松沢成文理事が首相と厚労相に提出 ’20年4月11日
 狭い「喫煙室」は感染・蔓延の原因に! 閉鎖・撤去を各団体が呼びかけています ’20年3月4日
 各地で喫煙室が休・廃止に~まだある喫煙所には申し入れを~禁煙学会も緊急要請、文面を公開 ’20年3月16日
 『STOP受動喫煙 新聞』第30号–2020年・春号
〈論説〉
 「コロナウイルスに思う公益の在り方」公益社団法人 受動喫煙撲滅機構 理事長 田中 潤 ’20年3月3日
 「マスクと受動喫煙撲滅」論説:公益社団法人 受動喫煙撲滅機構 田中 潤 理事長 ’20年3月17日
〈過去の報道〉
 受動喫煙で「感染症」増大の危険 ’20年2月17日
 病原菌が受動喫煙で“進化”?! 薬も効かなくなる?! 黄色ブドウ球菌の変質についての研究発表 ’19年11月

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その後の喫煙所“閉鎖”状況~“新型コロナ”感染増悪の「喫煙所」「喫煙者」問題(その7)” に対して2件のコメントがあります。

  1. ぶたこ より:

    毎年この時期は鎌倉の建長寺に牡丹を見に行くのですが、この鎌倉五山第一位という格式高いお寺なのに、なぜか鎌倉のお寺唯一の喫煙所があります。

    私は鎌倉は高校生の頃から行くようになり通算で100回は軽く超えてます。この寺だけが喫煙所が境内にあります。
    寺の入り口前には観光バスも何台も駐まれる駐車場があり、どうしても喫煙所を設置するなら、そこの駐車場脇にでも設置すればいいのに、なぜか山門をくぐり、牡丹の花を両脇にある道を進み、左手にトイレがあります。
    そのトイレから10mくらい離れた所に喫煙所があります。

    前々から、なぜ火気厳禁のお寺で喫煙所なのか?
    建長寺は境内が大変広い有名な寺で、禅寺としても有名で臨済宗のお寺です。

    そこの喫煙所の近くを歩くと、風に乗ってタバコ煙を吸い込むことになるので要注意です。

    鎌倉唯一の喫煙所があるお寺が珍しいのか?
    外国人観光客がよくiPhoneやスマホで写真をとってます。

    まさか建長寺の住職や関係者が喫煙者だらけなのか?
    鎌倉七不思議とも言える謎です

    本日は近隣宅からの受動喫煙被害を回避するため近所の寺に来ており、そういえばで思い出し投稿しました

  2.  ユカタン より:

    新宿区高田馬場駅で早稲田口から出た所には、喫煙者が集中する煙害垂れ流しの喫煙所があります。
    こちらも辛うじて閉鎖されました。
    ところが、本日夕方に通ったところ、囲いのすぐ外で、もっともらしくタバコに火を付けて吸うひと、いまにもタバコを吸いそうな男性ばかりが、そこらへんに座っておりました。
    禁煙で、ポイ捨て禁止と強い注意書きもありますが、それでも守らないひとがいるんですよね。
    感染対策も薄れ、変わらず受動喫煙に曝されるひとが多いとなれば、見張りをつける他ありません。
    「ここは喫煙所なのだ」と、強い主張をしているような、閉鎖されようが強行する喫煙者があとをたちません。
    やはり、一度でも、喫煙スペースを設置してしまうと、ながいあいだ、「喫煙場所」という爪痕が残るようです。               

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