ドキッ! とする警告看板 ~ タニタ

 大和浩教授のメールマガジン配信で、知人がおもしろい看板をみつけたと、写真が送られてきました。

 同じ場所にあと二種類の看板があったそう。

  

 以下、大和教授からの配信での説明です。

TANITA社の「ポイ捨て防止」の面白看板

 知人から「面白い写真を手に入れた」と送られてきました。
 きっと、この植え込みの中にたくさんのポイ捨てが発生していたのでしょう。

 ・火事の原因
 第1位は長いこと「放火」でしたが、防犯カメラの普及による抑止効果で減少してきました。
 その一方で、安定した数で第2位であった「タバコ」が第1位になりました。

 ・吸い殻からDNA
 実際に検査するわけではなく、ドキッとする効果を狙った内容ですね。

 ・肺に穴があいた
 タバコのために肺気腫=肺の一部が薄く、破れやすくなります。
 「1回目のあとは吸い続けていましたが、
 2回目はよっぽどつらかったようです(実話)」

 すべての喫煙者、その周りの非喫煙者に読んで欲しい看板です。

 写真を送ってきた知人は「ナッジ」を勉強しています。
 ナッジは「肘で軽くつつく」という意味で、強制をせずに望ましい行動を促すことです。
 例えば、
 ・ゴミ箱の上にバスケットゴールの板を設置するとゴミをシュートして散らかさなくなる、
 ・男子小便器の中央部分に「的」があるとそれを狙うので周りが汚れなくなる、
 ・吸い殻入れがサッカーの勝ちチームを予測する2つの透明な箱になっている、など。

 ここで紹介した看板も「ポイ捨て禁止」よりも効果があると思います。

 このタニタの警告看板、活動者の情報によりますと、この他にもおもしろいパターンがあるそうです。検索してみてください。

なぜ火災原因が放置?

 私(『STOP受動喫煙 新聞』編集局・内藤)が子どものころの1970年代、火災の原因1位は毎年タバコというのを読んで、「どうしてタバコを取り締まらないんだろう?」と子ども心に思っていました。
 (世の中が、法規制までも、利権中心で動いていると知らなかった幼きころで…)
 ’78年ごろでしょうか、放火が1位にとって代わりました(タバコは2位に)。
 これは病んだ人が多くなったせいかな、と思いましたが、喫煙率の低下もあったかもしれません。
 大和先生によると防犯カメラで放火が減ったとのことですが、喫煙率はさらに低下したのに、1位に返り咲いているのが情けないですね。

 放火は重罪で、人が死ねば死刑もありうる犯罪行為です。
 タバコの不始末、違反喫煙は、たとえ火災にならなくても、防止のために、厳罰にすべきです。

[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 ポイ捨て吸い殻のDNAから、違反者の顔写真を復元 “指名手配”に?! ’20年10月

 大規模な山火事が発生! 原因はタバコ? ~ 山での喫煙・受動喫煙の撲滅へ、「禁煙学会」が総務省に申し入れ ’21年3月

 山火事対策で「禁煙条例」制定へ ’21年3月

 受動喫煙にあったときの身体内部(肺)の状態がよくわかるシミュレーション機材「スモーキング モンスター」 ’18年10月

 ポイ捨ても法律違反・犯罪です ’20年6月

 路上での受動喫煙・ポイ捨てへの“怒り”を漫画で啓発 ’19年10月

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ドキッ! とする警告看板 ~ タニタ” に対して5件のコメントがあります。

  1. ピョンうさ子 より:

    〈クリーニング屋における受動喫煙仕上げについて〉

    寒くなってきたのでダウンジャケット等をクリーニング屋に出す季節になりました。

    みなさん、今までクリーニングに出したのに何か黒っぽく、逆に汚れた感じの色になって戻ってきたことはありませんか?
    しかも、クリーニング洗剤ではない変な臭いが付いてきたり。

    今までと同じクリーニング屋に出していましたが、今回だけなんで色がくすんで汚い感じで返ってきたり。
    はじめは、繁忙期だから、もしかして洗わずに返ってきたのかな?と疑ってしまったほどです。
    そして、そのダウンコートを着たら、なんだか臭いで頭が痛くなってきました。

    もしかしたら、喫煙者の衣類と一緒にクリーニングされたのが原因ではないかと?

    ましてやヘビースモーカーが着ていたものと一緒に洗われると、タバコの化学物質が付着して、黒っぽくなり臭くなって仕上がって返ってくる。

    町中では激安クリーニング屋で、即日仕上げを売りにしたお店が昔と比べて増加してきました。

    現在、私は、値段は高いのですが、即日仕上げ対応をしていないから、ちゃんとクリーニングしてくれるのではと思い、「白洋舍」に出しています。私が「タバコで化学物質過敏症になってしまったから、喫煙者の出す衣類と一緒に洗わないで」と受付の女性の方に言ったら、備考欄に“タバコ臭衣類について”注意書きをしてくれました。また、「タバコ臭のする衣類のお客様には私は水洗いを提案しています」とも受付の方は言っていました。

    白洋舍に出したら、黒ずみや臭い等は気にならない状態で返ってきました。いつものように外に3日ほど天日干しをして、化学物質過敏症の私でも問題なく着れています。

    クリーニング屋だと、洗濯のプロなので、明らかにこれは喫煙者の衣類だとすぐわかるはずです。一緒に洗うとタバコ汚れや臭いが別の衣類に移る可能性があると。
    非喫煙者からしてみれば、選別してクリーニングしてもらいたいです。

    よくサラリーマンがワイシャツをクリーニング屋に出す方がいますよね、特に白いワイシャツだと、あれ?って、なんか汚れて臭くなって返ってきた、と思い中にはクリーニング屋に洗ったのか?とか洗剤をケチったとか、すすぎ洗い回数をケチったとか、クレームを言っているお客もいるのではないでしょうか?

    クリーニング屋にしてみれば、ちゃんと洗ってるのに、ダウンジャケットやワイシャツ等が汚く臭くなったというクレームには困っているのでは。

    こういうのって、「受動喫煙仕上げ」って言えばいいのか、非喫煙者にとってもクリーニング屋にとっても、タバコがこびり付いた衣類には困ってしまいます。

    なんとかならないかなと思います。

  2. ピョンうさ子 より:

    〈ペットの受動喫煙問題について〉

    どうぶつ病院の待合室で、呼吸が苦しい、ハアハアしている口の中の色が悪いとダックスフントが急患で入ってきました。
    その時、飼い主のタバコ臭がものすごく、新型タバコの臭いでした。

    昔、飼い主が喫煙者で飼い犬が血液のガンになった話をどうぶつ病院で聞きました。

    数年前にも、死にそうな状態で飼い主がどうぶつ病院に駆け込んできた時も、犬からタバコ臭がしました。

    また、ペットフード店にて、飼い主のおじさんが、「最近あまりエサを食べないので、食いつきのよいエサはどれか?」と店員に聞いていましたが、この飼い主からもすごいタバコ臭がしました。

    犬、猫、ウサギ、ハムスター、鳥などのペットで受動喫煙により病気になって命を奪われた動物は、果たして今までどれくらいの数の命が犠牲になったのでしょうか?
    水槽の中で飼う金魚とかも、ニコチンはたいへん水に溶けやすい性質があるので、魚類も受動喫煙にさらされます。

    ペットに対する受動喫煙は、明らかに動物虐待で、動物愛護法違反にならないのでしょうか?

    受動喫煙というと人間の健康被害ばかりが注目されますが、ペットである動物はもっと悲惨な実態ではないでしょうか。

    人間より体の小さいペットは、より受動喫煙による健康被害が早く現れます。
    ペットも人間と同じくガンが死因のトップです。

    日本獣医師会は、ワクチン接種等の推奨だけでなく、ペットの受動喫煙問題をもっと取り上げてもいいのではと。
    今まで、どうぶつ病院内の待合室とかに、張り紙等のポスターとかで、飼い主向けの受動喫煙のペットに対する害をなんで積極的に周知しないのかなと不思議です。

    受動喫煙撲滅機構にも、人間だけでなく、ペットへの受動喫煙の害の実態をもっと取り上げてほしいです。

    人間も受動喫煙で命取りになるのだから、ペットも同じタバコで命を落とさないように、動物愛護の観点から、みなさんでペットの受動喫煙問題も深刻な社会問題として着目されたら、受動喫煙の害を被るペットが減ります。

    コロナで在宅が多くなり、犬猫などのペットを飼う人が増えたというニュースがありましたよね、飼い主が喫煙者だと受動喫煙にさらされるペットがまた増えてしまったのではないかと心配です。

    私は受動喫煙症から、化学物質過敏症になってしまい、人生が狂ってしまいました。

    人間だけでなく動物も受動喫煙で同じようになっているのに、飼い主が気付いてない方がいるので、動物に対する受動喫煙がもっと注目されたらなと思います。

    1. 受動喫煙撲滅機構 より:

      ピョンうさ子さん

       受動喫煙撲滅機構です。
       良い投稿をありがとうございます。
       偶然ですが、本日サイトニュースとして公開しようと、
      昨日までにほぼ完成していた記事が、動物の話で、おどろきました。
       ですので、その記事の最後に、コメントをリンクさせました。
       お猿さんが“強制喫煙”させられる

       もうひとつ妙な偶然がありまして、
      機構の母体がとっている『神奈川新聞』の、今朝の、1面のコラムでは、
      手塚治虫の『ふたりは空気の底に』の、水槽にタバコの灰が落ちて金魚が死ぬ話が、引用されていました。

       コメント内容は、いずれ、サイトの記事や『STOP受動喫煙 新聞』で、参考や引用をしたいと思います。

  3. 通りすがり より:

    いつも記事をありがとうございます。

    ここに他のタニタの看板の写真を見つけました。
    https://itabashi-times.com/archives/tanita-nosmoking.html

    タニタのウェブサイトに説明がありました。
    https://www.tanita.co.jp/topic/detail/2021/0531/

    1. 受動喫煙撲滅機構 より:

      「通りすがり」さま、よい情報、ありがとうございます! 助かります。
      (『STOP受動喫煙 新聞』編集局長)

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