禁煙化は “以前に戻ることはない”「ニューノーマル(新常態)」に
大手紙のコラムで、世の現状について論説、その例として筆頭に禁煙化をあげています。
コロナ・禁煙・マイバッグ…ニューノーマルあれこれ
=『讀賣新聞オンライン』2021/11/30 10:00=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“お昼に時々通うカレーの店……私にとっては、うれしいお店でした。
屋内禁煙は社会の常識に…改正健康増進法のおかげ
ただ、残念なことが一つ。「喫煙可」の店だったのです。店内はいつもたばこ臭く、食べている最中にも、食後に一服する人の煙がこちらに漂ってくる。せっかくの味が台無しです! だから、混む時間帯をなるべく避け、11時半や14時前に行ったものです。先日、久しぶりにその店に足を運びました。入り口のドアのそばには、「禁煙」のステッカーが! 店に入ると、たばこの臭いも煙も一切ありません。おかげで、ストレスを感じることなく、気持ちよく食事をすることができました。昨年4月に全面施行された改正健康増進法のおかげです”
“読売新聞朝刊に掲載された「広角多角」で、私は新型コロナウイルスのパンデミック下の「ニューノーマル(新常態)」について触れました。コロナ禍の陰に隠れてはいますが、多くの飲食店やホテルなどで屋内が禁煙になったことは、たばこの副流煙による健康被害を減らすためにも、歓迎すべきニューノーマルと言えるでしょう。しかもそれは、もう以前の状況に戻ることは考えにくい、不可逆的なニューノーマル。すでに、屋内禁煙は社会のノーマル(正常、常態)になったわけです”
この、“喫煙店に、空いている時間を選んで行く” は、何年も前まで、私たちがみな経験している苦労で、身につまされます。
記事は、「一方、時間がたつと元に戻ってしまう、可逆的なニューノーマルも」として、原発爆発後の節電が今はなされなくなっていることなどに触れています。
禁煙については、“以前には戻らない、不可逆的”としていますが、しかし私の周りでは、’20年に禁煙化したものの、数カ月で喫煙可に戻った店が、散見されます。
「不可逆的」であり続けるよう、まだまだ努力、お店への支援が必要のようです。
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