喫煙所の設置に助成金1千万円!?「4千万円の予算を確保」!? 街の声「税金が使われるなんて」「自己責任で整備すべき」 ~ 熊本

 自治体がつくっていた公共喫煙所をすべて撤去した、熊本市、

 その記事→中心街の喫煙所「全撤去」の熊本 喫煙者も理解 しかし一部議員“財政のため” “喫煙を増やせ” ’22年4月

 しかし、民間が喫煙所を設置するのはOKで、しかもそれに税金から助成金を出すことになったとのことで、非難の声があがっているとの地元報道です。 

 中心市街地の民間喫煙所設置 熊本市の助成制度に賛否 「健康増進に矛盾」「行政の責任」
  =『熊本日日新聞』2022年9月30日 22:02=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“ 熊本市は中心市街地の分煙を狙い、民間の喫煙所設置に対する助成制度を始めた。「受動喫煙を防げない」として公設灰皿を全部撤去した代替策で、既に交付先第1号が決定

“たばこ業界からは「公設で整備すべきだ」との声”

“「喫煙施設に税金を使うのは、健康増進策に反する」といった反対意見も根強く、分煙の在り方が問われている”

“平日の正午すぎ、公園に設置された灰皿目当てのサラリーマンらが次々訪れ、昼食後の一服……灰皿は地域住民らによる愛護会が設置”

“ 市は……中心市街地に最大7カ所あった公設灰皿を段階的に減らし、3月までに全て撤去……アンケートでは、39・3%が「受動喫煙がなくなった」など環境が改善したと答えた一方、「悪化した」との回答も26・7%

“市長は6月定例市議会で「……公設喫煙所の設置は考えていない」とした上で……民間への助成制度を設けて活用を促すと説明……分煙施設の整備に最大1千万円を補助するため計4千万円の予算を確保し、9月には熊本パルコ跡の複合ビル内に設ける分煙施設への交付を決めた”

“九州中部たばこ販売協同組合連合会……は「民間の努力だけでは限界がある」と……6月議会で公設灰皿を復活させるよう求める請願を提出し、賛成多数で採択された”

“ 市民の声……「世の流れは禁煙なのに、喫煙場所に税金が使われるなんて…」と疑問を投げかけるのは、アーケードで3歳の長女を連れていた同区の主婦(35)。「喫煙者を受け入れたい、受け入れても良いと思う施設が、自己責任で整備すべきだ」と提案”

“ ほぼ毎日、蓮政寺公園に吸いに来るという会社員男性(42)……「いっそ街全体を禁煙にすれば諦めも付くのに…」と苦笑い”

画像は’20年4月中頃まであった、当機構ちかくの路上喫煙場所。

 
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 公園に勝手に置かれる灰皿? 喫煙者が密集する無法地帯に ~ 大阪 ’20年12月

 「煙たい対策」? =兵庫県神戸市= 市民の苦情にも灰皿を撤去できず ’22年2月

 条例化も、路上喫煙がなかなか減らず?! なんと条例無視の灰皿が36個も! ~ 広島県福山市 ’22年8月

 1200万円の喫煙所!? ~ 京都府 ’21年4月

 煙ダダ漏れの喫煙所が「不適合」との保健所指導で閉鎖~奈良県生駒市 ’22年5月

 喫煙所があっても「ポイ捨て」「路上喫煙」の解決にはなりません ~ 論説・ジャーナリスト石田雅彦氏 ’22年5月

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