教師らが校門で喫煙、近隣住民が被害に 長野県
またまた、まったくひどい教員がいるものです。クビにしては?
他に場所はないの?学校の「校門前」でたばこ吸う先生が気になる…〈声のチカラ〉
=『信濃毎日新聞デジタル』2022/10/05 20:00=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“ 「校門の前でたばこを吸う先生が気になります。校内に喫煙所はないのでしょうか」。苦情に近い投稿が……住宅街にある県立高校の校門の目の前で暮らす北信地方の60代主婦からだ。台所で料理をしていると、たばこの臭いが漂ってくることがあるという”
“県立高校の前まで行ってみた。周囲には民家が立ち並ぶ。白いTシャツ姿の男性教師が校内から出てきて、校門から2、3歩の所で立ち止まり、おもむろにたばこをくわえた。
声をかけると教師は50代で、喫煙歴は約30年。「仕事の合間の一服は欠かせない。イライラしちゃうからさ。他に吸える場所もない。以前よりも喫煙に対する世間の印象自体が悪くなって、住民の目線は気になるけれど…」。ばつが悪そうに話した”
“ 別の日には、60代の男性用務員が校門から外に出てきて、民家の駐車場敷地内で喫煙……雑誌を手に「喫煙のために1日4、5回、外に出るかな」と話した”
“ 教師らが校門前などで喫煙するのは、……改正健康増進法の施行を前に、県教育委員会が2019年4月から、県立学校の敷地内を全面禁煙としたため……市町村立の小中学校での全面禁煙も進んだ”
“ 「うちの高校でも、数人の愛煙家の先生方が授業の空き時間に校門前で喫煙しています」。北信地方の別の県立高校の男性教師は話す。「校門から一歩でも出れば『敷地外』だから良いという感じになっている」”
“知事宛ての「県民ホットライン」にも年に1~2件、県内各地の高校で教師らによる路上喫煙が「気になる」「目につく」などといった苦情のメールが届く”
“ 県内では田中康夫知事時代の04年に一度、県が県有施設敷地内を全面禁煙としたことがある。職員の路上喫煙が増え、周辺住民から苦情が寄せられたこともあり、06年に敷地内分煙に緩和した”
“ 一方で複数の教師は取材に、19年度からの敷地内全面禁煙などで「喫煙する教師自体が減った」と口をそろえる”
“ 「愛煙家も住民に迷惑をかけないよう気を使っています」。こう話すのは、ヘビースモーカーを自認する男性教師(38)だ。昼食を買いに出かけた際にコンビニエンスストアの喫煙スペースで一服を済ませているという。ただ、「近くにコンビニがないと、校門前ぐらいしか吸う場所はない」とも”
“ だが“迷惑”に感じている住民がいるのは事実だ。投稿を寄せた主婦は「やっぱり臭いが嫌だし印象も悪い。ただ、高校に直接言うのも気兼ねしてしまう」と、高校側の自主的な対応を求める。
愛煙家の先生に禁煙を強制するわけにもいかず、校内に喫煙スペースを確保することも不可能で、県教委保健厚生課も苦しい立場。取材に「学校近辺での路上喫煙による校内への煙の流入や、通行人、住民の受動喫煙が生じないよう指導したい」とした”
「愛煙家の先生に禁煙を強制するわけにもいかず」という教委の考え方が変です。
じっさい「喫煙する教師自体が減った」というのですから、もっと“卒煙”をすすめるべきですし、多くの企業で行なっているように「出勤中は喫煙禁止」とすればよいだけです。
それができない喫煙教師は重度の依存症なので、病院へ行き、出勤中の禁煙ができるようになるまで休職させるべきです。
画像は学校周辺での喫煙についての記事の一部=『STOP受動喫煙 新聞』第19号(2017年7月)。
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