職場の受動喫煙も撲滅した、福岡市の取り組み

 福岡県福岡市に勤務する当機構の会員(『STOP受動喫煙 新聞』定期購読者)より、
「勤務先の事務所が入っているビルで、共同の喫煙所からの受動喫煙で困っていたが、市に受動喫煙の質問や相談を受ける窓口があると知り問い合わせたところ、ビル管理会社に指導してくれて、結果、屋外の喫煙所は廃止、屋内の喫煙所は階により廃止と、煙が漏れないよう改修工事がなされ、受動喫煙は解消しました」
 との、良い報告がありました。

 その詳細は『STOP受動喫煙 新聞』で掲載予定ですが(追記・45号掲載)、福岡市はどんな取り組みをしているのか、検索してみたところ、わかりやすい説明や、漫画やチラシを公開しており、先進的な自治体と思いましたので紹介します。

 会員の相談に尽力してくれたのは「福岡市 保健医療局 健康医療部 健康増進課」です。
 市のサイトの同課の問い合わせページを見ると、「受動喫煙に関すること」という専用電話番号があります。これはめずらしいことです。
 =福岡市 保健医療局 組織一覧=【健康医療部

健康増進課
住所:福岡市中央区天神1丁目8の1
電話番号:092-711-4374
     092-707-1905(受動喫煙に関すること)
FAX番号:092-733-5535
Mail:kenko.PHB@city.fukuoka.lg.jp
健康づくり、健診推進、栄養指導

 そして、受動喫煙対策やタバコ対策については、かなりのサイトページを設けています。

 まず’19年11月(改正健康増進法の全面試行より前ですよ)の「お知らせ」より。
 「福岡市受動喫煙対策事業」のお知らせ
 文にある「福岡市の取り組み」をクリックすると、「受動喫煙対策事業」についてが開きます。

福岡市では、下記の取り組みを行っています。

○市民や事業者からの質問や相談を受け付けるコールセンターを開設しています。
○喫煙室等を示す標識を交付しています。
○経営規模の小さな飲食店への経過措置である「既存特定飲食提供施設」の届出を受け付けています。

 その下の受動喫煙対策事業専用WEBサイトを見てみましょう。わかりやすい漫画や、解説、厚労省のサイトへのリンクなどがいろいろ載っています。

漫画の一部

 横浜市のように、人通りの多い駅前などに喫煙所をいくつも建て、受動喫煙を垂れ流しさせ、市民からの苦情や当機構と国会議員・市議会議員たちからの改善提案にも開き直っている自治体などは、見習うべきです。(横浜市の問題は『STOP受動喫煙 新聞』40号44号で連載)

 みなさんの地区はどうか、お知らせください。良いところ、悪いところも紹介します。

 
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓やカテゴリーで引いてみてください。
 【45号発行】『STOP受動喫煙 新聞』’24年冬号 = 新幹線「禁煙化」まだ続く問題!/受動喫煙の発生を続ける横浜市!/職場の受動喫煙撲滅へ、市が立ち入り!/「用語事典」……などなど、有用な情報満載です! ’24年1月

 住宅での受動喫煙に“配慮をお願いするチラシ” ~ 大阪府吹田市 ’21年11月

 受動喫煙をさせないことは「法律・条例で定められています」 ~ 自治体サイト啓発=足立区 ’23年2月

 “新型タバコ”=〈加熱式タバコ〉と〈電子タバコ〉=について、「正しい知識を持ちましょう」~ 自治体広報~奈良市(大和浩教授の研究を参考) ’21年2月

 コンビニ店頭の受動喫煙撲滅へ、自治体が 各店へ要請!~ 岐阜県多治見市 ’20年11月

 “〈私有地でも〉公共に受動喫煙をさせないこと” ~ 前進した受動喫煙防止の啓発 ~ 東京都港区 ’20年12月

STOP受動喫煙 新聞』 季刊・年1200円
 さらなる情報が読める! 各種サービスがある、当機構への入会=『STOP受動喫煙 新聞』のご購読=をおすすめします。

 ☆画像はクリックで「紙面案内・入会特典」ページが開きます。

コメントを残す

* が付いている欄は必須項目です。
アドレスは公開しませんが、内容確認の場合がありますのでご記入ください。
(名前は記入されたまま公開します。過去のコメント集「被害者のコエ」参照)
公開は内容確認後となります。若干の要約・修正や、公開しないこともあります。
※公開向けではない個人的な相談や意見は「お問い合わせフォーム」へお願いします。
※受動喫煙と関係ないこと、喫煙の非難などは書かないでください。

当機構からの回答や連絡は、必ずあるわけではありません。
投稿の方への、一般の方からの助言・ご意見・励ましの言葉も歓迎しています。
(その方のコメント末尾「返信」をクリックして投稿してください)

※公開したコメントの削除は基本できません。
 (より良くするための修正は検討します)
 コメント文の転載等その後の使用権は、当機構が有します。
 無断転載を禁じます。

*