困った、実家での受動喫煙

 これは困った問題です。なかなか言い出せない人が多いでしょう。

 「原則屋内禁煙」義務化でさらに悪化!?「義理実家の喫煙問題」にどう向き合うか
  =『LIMO[リーモ]』2020.04.14 00:00=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“外出先で受動喫煙をすることはなくなっても、なかなか避けることが難しいのが義理実家での義父義母からの受動喫煙……帰省時に「孫の顔は見せたいけど、タバコの煙や臭いが気になる」「自分の親じゃないから嫌な顔もしづらい…」などと毎回モヤモヤ……”

“・「夫の父がヘビースモーカーです。妊娠中や子どもが赤ちゃんの頃は別室で喫煙してくれていましたが、子どもの成長とともにいつの間にか同じ部屋で喫煙するようになっていましたね……」
・「妻の両親ともに喫煙者です。僕たち家族が来た時は庭で吸ってくれているようなのですが、とにかく家じゅうタバコ臭い……自宅に帰ってくると服や持ち物全部が臭くなっているので、毎回洗ったり消臭スプレーをかけたりしています。でも、何も言えません……」
・「私はタバコを吸う人がすごく嫌。なので、喫煙者(義父)がいる義理実家にもなるべく行きたくないんです。でも、子どもたち全然気にしていないみたいで…辛いですね」”

“多くは「できることなら喫煙して欲しくはないけれど、義理実家なので仕方がない…」……反対に、自分の実家に喫煙者がいる場合は「子供の前では吸わないように強く言っている」「父(母)と毎回喧嘩になる」など、比較的はっきりと嫌煙の意思表示をされている方も散見”

“・「義理の父は子どもがいても気にせずガンガン喫煙するタイプ……夫に『目の前で吸うのはやめてとお義父さんに言って』とお願いするのですが、毎回夫の言い方がすごく弱くて伝わらず…余計にイライラします」”

“非喫煙者の前で平気で喫煙をするという行為に、非喫煙者である方々は「どういうつもりなの?」「身内ならいいの?」といった不満を持っているようです。また、本来頼りになるはずのパートナーの態度に苛立つなど、二次災害的なトラブルも”

 そこで、被害者たちはどう対策をしているか?

“「義理実家の喫煙問題」に対してできること……実践していることをお伺いしてみました。

・「義理実家に行っても公園や買い物に行くなど、極力外出するようにしています」
・「義理実家に行くのではなく、なるべく自宅に招くようにしています。もちろん禁煙
・「タバコを吸い始めるとあからさまに別室に移動する」
・「電子タバコをプレゼントして、私たちがいる時は電子タバコを吸うように夫にお願いしてもらいました。少しでもマシかなと」
・「窓を閉め切る時期(エアコンを使う時期)は極力行かないようにしている」
・「子どもが『じいじのおうちクサイ』と言い放って以来、私たちの前で吸わなくなりました(笑)」”

 もうひとつ、記事がありました。この問題、あんがい多いようです。

 タバコを吸った手で孫に触る義父。受動喫煙、三次喫煙の危険性を伝えるべき?
  =『ママスタ』4/26(日) 10:30配信=

“『ヘビースモーカーの義父が娘の近くでも気にせずタバコを……外で吸ってきたその手ですぐに娘の顔を触ったり話しかけたりします。夫に「お義父さんのタバコがイヤだ」と言うと、「家族を悪く言わないでくれ、悲しくなる」と言われてしまいました。私は諦めるしかないですか? 我慢するしかないのでしょうか?』”

“タバコは喫煙者以外にもを及ぼす非常に怖い存在です。身近にタバコを吸う人がいる人なら誰もがタバコから立ち上る煙や衣類や肌に付着したタバコの成分の毒性についてあらためて知っておく必要があります”

“非喫煙者は、たばこの煙に対する感受性が高く、他人が吸っているタバコの煙を吸うと、少しの量だとしても大きな健康被害を受けるという報告があります”

“窓を閉めて家の外のベランダでタバコを吸ってくれたとしてもタバコの煙は窓のすき間などを通って室内に入り込む可能性があります”

“ニコチンや化学物質は喫煙者の毛髪や衣類、部屋や自動車のソファやカーペット、カーテンなどの表面に付着して残ります。それが反応、再放散したものが汚染源になってこの三次喫煙が発生する可能性が高い……部屋で過ごす時間が長い乳幼児は特に三次喫煙による影響が心配です”

 冒頭のお母さんへの、助言、叱咤激励のコメントが。

“『いやいや諦めてどうするの。「私の言葉が娘の言葉だとしてもあなたはそう答えるの? 家族を悪く言っているんじゃなくて娘の健康のために言っているのがわからない? それとも娘の健康より家族の事が心配? あなたの今の家族って誰?」って強く言ってみたら?』”

“『うちもそんな感じでしたが赤ちゃんをすぐ別室に連れて行ったよ。嫌われようが構わない! ハッキリ「タバコをやめてください」と言ったし』”

“受動喫煙は赤ちゃんが死亡する可能性もある病気を引き起こすこともあるため、「家族を悪く言わないでくれ……」といっていられない状況なのです”

千葉県の活動団体「スモークフリーキッズ」主催ポスター展より

[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 子どもの受動喫煙は特に問題=被害が大きくなりやすい ’18年9月

 妊婦の前での喫煙に非難続出! ’18年9月

 昔の親のタバコで、いま深刻な病気になるかもしれません ’19年1月

 「子どもへの虐待」=受動喫煙が与える影響について医師が解説 ’19年3月

 親の喫煙は子どもに危険!「情緒面にも」=多くの研究で明らかに ’19年5月

 検査で証明し“子ども受動喫煙”撲滅へ=千葉市 ’19年9月

 外国人には驚愕の“子どもの前での喫煙” ’19年10月

 「子どもの前でタバコを吸わないで」に不満? ’19年11月

 “子ども受動喫煙”の撲滅をすすめる保健指導パンフ『子どもにたばこを吸わせないで! STOP!受動喫煙』 ’19年12月

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