障碍者の虐待になる“空き缶の吸い殻”
こんな投稿記事がありました。
空き缶リサイクルの一部に障碍(がい)者施設がかかわっていること、缶を開けて吸い殻を取り出していることを、初めて知りました。
以前にも記事を紹介しましたように、→火が消えたタバコの吸い殻からも有害物質が発生…! 消しても消えない受動喫煙
吸殻からも受動喫煙がありますので、作業の人たちは健康被害も生じえます。
喫煙者にとって、屋外だったら地面にタバコの灰を落とすことは当然の行為なんでしょうか?
=『Quora』Bato Takaaki 10月28日=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“障害者の方達がリサイクルの仕事をしていますが、このタバコが入った空き缶を見つけたら缶切りで開けて中を取り出して捨てているんですよ”
“本当に時間がかかるし危ないんです。
1日の作業で必ず10本以上に入ってます”“ホント勘弁してほしいです”
コメント欄に補足や質問があります。
“障害者に回ってくる仕事なんて、孫請け曾孫請け曾々孫請けですから、仕事をくれた業者さんの出した条件に従うだけなんです。
引き取るのはアルミだけなので厳密に分ける事
中のゴミは確実に取り除く事の2点です。
時給にして30~50円の仕事ですが、煙草の混入がなければもっと上がるでしょう”
“Morioka S-O
……そんなことするのは少数である、なんて喫煙者の必死の反論がありますけど。実際に喫煙所で喫煙者を観察していればあからさまにわかります。多くの喫煙者は、無意識に、灰を道路に落としてますよ。指先でトントンして……その程度のことなど、なんとも思っていない”“Sugawara Katsunori
以前は、缶を灰皿にするグッズまで売ってましたよね”“Kim BunChik
自分も昔、内装工事の現場で休憩中飲みかけの缶コーヒーに親方が吸い殻代わりにタバコを入れられたのを気づかずに飲んでしまいひどい目に遭いました。それを見て親方は笑い転げていました……これをきっかけにタバコを吸う人は信頼しなくなりました”
受動喫煙は“障碍者・弱者への差別”
よく思うのですが、私たちは、路上で喫煙者や、喫煙場所を見かけたら、煙を浴びないよう、ちょっと迂回したり、足早に逃げたりしますよね。(勇敢に注意する人もいますが)
しかし、弱視者だったら気づくのが遅れたり、足を悪くしていたり車イスだったりしたら、遠回りや急いで逃げることができなかったり、となるでしょう。
空き缶吸い殻だけでなく、受動喫煙はふだんから、社会においての弱者の差別にもなっていると思うのです。
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