紙巻タバコが法律で｢生涯禁止｣に 電子タバコも規制 ～ イギリス
イギリスでこんな法案が出されたそうです。
仮にいまは通らなかったとしても、いずれは通ると思います。
紙タバコを「生涯禁止」にする法案、イギリス政府が検討
＝『BuzzFeed News』2023年10月5日＝
以下抜粋、｢……｣は文省略･太字化は引用者によります。
“イギリスのリシ･スナク首相が……2009年以降に生まれた人への紙巻きたばこの販売を禁じる法案を議会に提出すると表明”
“イギリスでは2007年から、18歳未満の紙タバコの購入が禁止されている”
“可決されれば、喫煙年齢は毎年1歳ずつ引き上げられ、2009年1月以降に生まれた人は生涯にわたり紙タバコの購入ができなくなる”
“2040年までに若い世代の完全禁煙を達成できる見込み……2050年には、40歳以下の人は紙タバコが買えない社会が実現する”
“｢人々が喫煙を始めるのは、若い頃からだ。喫煙者5人のうち4人が、20歳までに喫煙を始めている。しかし、歳を取ると、大多数が禁煙しようとする｣
｢そのサイクルを打破し、若いときの喫煙を防止できれば、我々の国で、予防可能な疾患のうち、最大の要因となっている喫煙の習慣をなくすことができる｣”“イギリス国内におけるガンの死者の4人に1人が、喫煙が原因でガンに罹患……イングランドでは、年間に6万4000人が、喫煙が原因で亡くなっている”
“妊娠女性の20%が喫煙者であり、死産のリスクが高まる原因に”
経済的な問題もあります。
“法案の背景には、健康被害だけではなく、喫煙による経済損失も要因にある……喫煙は、収入の減少や失業、早死を引き起こすと同時に、国民保険制度に負担をかけており、年間に170億ポンド(約3兆686億円)の経済損失を生んでいる”
電子タバコも対象にするとのこと。
“政府は同時に、電子タバコの規制も行う予定だと発表”
“紙タバコの依存を断ち切るためにしばしば利用される電子タバコ。イギリスでは、18歳以下への電子タバコの販売は禁止されているが、政府によると、若者の電子タバコ利用者は、ここ3年で3倍になった”
“保健相……｢電子タバコは、大人の禁煙には有効だが、我々は、未成年の電子タバコ利用者急増への懸念に対処することを決めた。電子タバコを利用する未成年の増加は、若者を対象にした広告戦略やフレーバーの使用によるものだ｣”
すでに実施の他国のこと、また本案への国民の声も記述。
“ニュージーランド議会は昨年末、2009年以降生まれを対象に、紙タバコの購入を禁止する法案を可決……2027年1月1日より施行される予定で、施行時に18歳以下の人々は、生涯にわたり紙タバコの購入ができないことになる”
“今回の法案に対し、SNSでは賛否両論の声が……
💬｢イギリス政府が、喫煙年齢を徐々に引き上げることで、次世代の喫煙を禁止すると発表したことを、本当に喜んでいる｣
｢これは歓迎すべきこと。タバコ依存によって引き起こされる肺の疾患から、若い世代を守ることができる｣”
……
｢政府は、いつでも喫煙を禁止できる状態だ。イギリスに住む我々に、投票の機会はあっただろうか？｣
その他、動画の報道も。
英政府、若者のたばこ購入禁止を提案 喫煙可能年齢を毎年引き上げ
＝『RUETERS(ロイター)』2023年10月5日＝
そのヤフー記事、こっちのほうがなぜか文が多く表示されています。(なのでこちらから引用。ヤフーは早く非公開となることが多いので、全文が必要な方はコピーを)
英政府、若者のたばこ購入禁止を提案 喫煙可能年齢を毎年引き上げ
＝『Yahoo!』10/5(木) 14:52配信＝
“英政府は4日、次世代の若者によるたばこ購入の全面禁止に向けた措置を提案……喫煙可能とする年齢を毎年1歳ずつ引き上げ、早ければ2040年にもほぼ全ての若年層の喫煙が認められなくなる”
“法制化されれば、世界で最も厳しくたばこを規制する国の一つになりそうだ”
“首相は｢現在14歳の少年少女向けには今後、たばこを合法的に売れなくなるだろう｣”
“フレーバーたばこの制限が今後協議され、電子タバコの包装･表示なども規制が検討される”
“ たばこの害を訴えている市民団体は歓迎し、喫煙が時代遅れになる日が早まると期待を示した”
“たばこ業界団体は、非合法な取引を助長するだけだと反発。｢合法化されている製品の（販売）禁止は常に副作用をもたらす危険をはらみ、犯罪組織による違法販売に道を開く｣”
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