新公園のトイレそばに喫煙所を設置! 町民反対 “子どもの受動喫煙が不安” 京都府宇治田原町 / 横浜市も公衆トイレ横に喫煙所を設置、タバコ臭くて使えない!

 ばかな自治体です。そもそも子どもが多く利用する公園、喫煙所などいりません。

 タバコ会社からの、吸わせるための出資なのでしょうか。(横浜市みたいに。後述)

 京都の新設公園トイレ横に喫煙所、住民賛否 「子の受動喫煙不安」「ありがたい」
  =『京都新聞』2023年10月1日 6:00= ※同紙ネット記事は早く非公開となる場合があります。全文が必要な方は早めにコピーを。

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“ 11月下旬にオープンする宇治田原中央公園(京都府宇治田原町立川)のトイレ横に喫煙所があり、町民から賛否の声が上がっている”

“受動喫煙への不安や、たばこのにおいに嫌悪感を持つ人は多い。なぜ、不特定多数の人が利用する場所に設置したのか”

“公園は町役場庁舎に隣接し……芝生の広場や遊具がある。災害時の拠点にもなり、非常食や毛布を備蓄する倉庫や、かまどとして使えるベンチも備える”

“ 喫煙所は公園北側のトイレ横。幅3メートル、奥行き3メートルで、パーティションに囲われているが、扉はない”

“子育て中の女性(32)は「トイレはみんなが使う場所。囲いがあっても、煙が全く漏れ出さないわけではない子どもが煙を吸わないか心配」”

“ほかの非喫煙者からは「要らない設備」「公園を全面禁煙にして」との厳しい声も”

“喫煙者の男性(75)は……「もう少し人が来ない所にしてもよかったのでは」と疑問を呈する”

 喫煙者でも、人に迷惑をかける喫煙所はよくないと考えている人もいるのですね。殊勝な方です。

 役所の屁理屈が続きます。

“設置した理由について、「吸い殻のポイ捨て抑止や分煙意識の向上につなげるため」……町内の別の公園では、たばこの吸い殻が捨てられている事例があるという。「中央公園は防災機能を持つ施設。避難住民が集まる可能性があり、喫煙者を排除することはできない」”

“場所については「他に場所がなく、やむを得なかった」……芝生上や遊具付近は防火や受動喫煙防止の観点から避けた。公園に隣接する駐車場に設ける案もあったが、「目立たない場所にすると、気づいてもらえず利用されない可能性がある」と考え、トイレ横を選んだ”

 「避難住民が集まる」のなら、公共性がさらに高く、ほとんどの人がタバコなんか吸わない常識人なのだから、受動喫煙があってはならないでしょう。“喫煙者を排除しない”ということは、災害時に使用禁止にするということでもなく、吸わせるということのようです。

 「目立たない場所…利用されない」、やはり、多く吸わせるのが目的です。

“町民からは「煙が外に出ないタイプにしてほしい」という要望も聞かれた。は同法施行に先立つ18年、屋外に喫煙所を作る際には煙が容易に漏れない構造にするよう都道府県などに配慮を求めた。コンテナ型や進路を方向転換させるクランク型などを例示するが、町は「形状や機能の議論には至らなかった」”

“町は「喫煙所の賛否が分かれるのは承知している。ただ、分煙を誘導して受動喫煙を防止する目的もある」”

 ますます意味不明、受動喫煙があることを町民は警戒しているのに、防止になるとは。
 自分の子どもや家族がそこで健康被害が生じたら、との想像もできず、タバコ会社に従うことしか頭にないのでしょう。

横浜市・関内駅前もトイレの横に

 当機構では、最寄り駅の関内駅の、改札両端に、横浜市が設置した喫煙所による、大量の受動喫煙発生を重大問題として、市に撤去や改善の追及をしていますが、市は市内8地区全17の喫煙所の建設費用をJTから受け、被害があろうとより多く吸わせるような場所で運用し続けています。このことは『STOP受動喫煙 新聞』40号から詳報していますのでお読みください。41号42号43号44号(’23年10月末発行予定)

 その関内駅前の二つもある喫煙所のうち一つは、公衆トイレのそばにあります。
 今年7月に改修工事が行われ、入口を人通りのない裏側にしたのはいいのですが、それがトイレ入口に向けられたのです。

横浜市・関内駅南口の喫煙所(『STOP受動喫煙 新聞』44号掲載写真)

 このトイレは、松沢成文理事(参議院議員)も当機構とともに市に要望書を提出したさい(44号で詳報)、「駅前の街宣活動では、スタッフ・支援者もみな激しい受動喫煙にあっているが、そばのトイレも中まで臭くて利用できない」と訴えていました。
 一番の煙の漏れ口となっている出入口が裏になって、一般通行への受動喫煙はいくらかマシになったのですが、トイレへの被曝は続いているのです。
 (改修されてマシになったのもこの喫煙所だけで、関内駅南口にもう一つある大きな喫煙所は相変わらずです。)

 京都の喫煙所は公園という場所の問題がありますが、横浜市は駅前という、多くの人が通行せざるを得ない場所です。

 とにかく街の公設喫煙所などすべていりません。喫煙者は喫煙可能店に行くか、自宅だけで吸えばいいのです。

[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓やカテゴリーで引いてみてください。
 10年前の通知を反故に? 改正健康増進法は児童公園の受動喫煙を放置 ’22年3月

 有名な公園で子どもへの虐待・受動喫煙が…!・・・ 喫煙者は加害を「許して」? ’21年6月

 「全面禁煙」の公園に喫煙所!? ’19年4月

 マンション近くの公園に喫煙所を設置?! 住民から被害を恐れる声、議会へ陳情も! ’22年11月

 ひどい児童公園で「社会実験」 ’22年12月

 遠いからと喫煙所が増設に…… 広島県福山市 ’23年8月

STOP受動喫煙 新聞』 季刊・年1200円
 さらなる情報が読める! 各種サービスがある、当機構への入会=『STOP受動喫煙 新聞』のご購読=をおすすめします。

 ☆画像はクリックで「紙面案内・入会特典」ページが開きます。

コメントを残す

* が付いている欄は必須項目です。
アドレスは公開しませんが、内容確認の場合がありますのでご記入ください。
(名前は記入されたまま公開します。過去のコメント集「被害者のコエ」参照)
公開は内容確認後となります。若干の要約・修正や、公開しないこともあります。
※公開向けではない個人的な相談や意見は「お問い合わせフォーム」へお願いします。
※受動喫煙と関係ないこと、喫煙の非難などは書かないでください。

当機構からの回答や連絡は、必ずあるわけではありません。
投稿の方への、一般の方からの助言・ご意見・励ましの言葉も歓迎しています。
(その方のコメント末尾「返信」をクリックして投稿してください)

※公開したコメントの削除は基本できません。
 (より良くするための修正は検討します)
 コメント文の転載等その後の使用権は、当機構が有します。
 無断転載を禁じます。

*