「煙ありません」…しかしタバコはOK? ニコチンはじめ有害物質も、受動喫煙もあります(屋外では煙もあります) = 函館空港
昨日あげた記事、富士スピードウェイ「全面禁煙」「煙のないサーキットに」…といって加熱式タバコはOKに?! の続報といえる報道です。
空港も、“完全禁煙化” したかのようにいって、加熱式タバコの喫煙場所は進めるとのことです。
それも屋内の話で、屋外では紙巻タバコが吸えるのです。
以下、各報道を公開順に。
たばこの煙ありません、函館空港 紙巻き禁止、加熱式のみ
=『共同通信』2021/12/1 11:45 (JST)= ※元の記事が非公開となったため、別のリンクに差し替えました。
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“函館空港ビル内で1日、紙巻きたばこが禁止となった。屋内の喫煙スペースで吸えるのは加熱式たばこのみになる。国際空港としては、全国で初めて”
“6カ所あった喫煙所を加熱式の専用エリアに整備。紙巻きたばこは屋外の喫煙スペースのみ可能となる”
函館空港、紙巻きたばこ全面禁止 国内2例目 喫煙所は加熱式のみ
=『毎日新聞』2021/12/1 18:53=
“国内空港では2020年4月の南紀白浜空港(和歌山県)に次いで2例目、国際空港としては全国で初めて”
“「煙のない国際空港」を目指してきた函館空港ビルデングの八島聡社長は「全国有数の観光地の玄関口として、クリーンな環境で利用客の満足度向上につなげたい」”
函館空港、紙巻きたばこを全面禁止 国際線空港で初 加熱式のみに
=『北海道新聞』12/02 10:42=
“国内線5カ所、国際線1カ所の喫煙スペースから灰皿を撤去し、加熱式の吸い殻入れを設けた。紙巻きたばこは屋外に2カ所新設した喫煙所のみとした”
“社長は「これまで以上に快適な空の玄関口として多くの方に利用いただきたい」”
以下は喫煙所の画像付き。
既存の喫煙所を改修 フィリップ モリス、函館空港に「加熱式たばこ専用室」 日本初の“たばこの煙のない国際空港”に
=『ITmediaビジネスONLiNE』2021年12月02日 19時37分=
“同空港の開港60周年記念の一環で、空港内の既存の喫煙所を改修した”
“「シックなカフェ風」をデザインのコンセプトに”
“国が改正健康増進法を全面施行したことで、日本では「原則屋内禁煙」に。……その一方で、加熱式たばこに関しては、専用のエリアであれば、同法の対象外だ”
“ PMJは空港のほか、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの本拠地「ZOZOマリンスタジアム」(千葉市美浜区)、多目的アリーナ施設「ゼビオアリーナ仙台」(仙台市太白区)、レースサーキット「富士スピードウェイ」(静岡県小山町)など全国でも専用室の設置を進めている”
加熱式タバコは、紙巻タバコの先端からの、立ち上る煙「副流煙」が出ないだけで、呼気や吸ったときの吸い込み口から漏れる有害物質は周囲に拡散しますので、見た目が「煙」っぽくないだけで、受動喫煙はあります。
喫煙室なら、清掃業者さんへの健康被害も起きます。
この前の報道といい、以下すこし前の報道といい、なんだか加熱式タバコに“侵略”されていっているみたいですね。
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
「加熱式タバコ専用」の喫煙所が増えている? ’21年1月
世界遺産の町が全域で“受動喫煙撲滅の町”プロジェクトを開始・・・しかし加熱式タバコ喫煙所が…? = 岩手県平泉町 ’21年7月
「受動喫煙」妊婦・胎児への影響 加熱式タバコも「ニコチンはしっかり」 ’21年10月
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やはり臭い、嫌がられている加熱式タバコ ’21年3月
加熱式タバコから有害な「超微粒子状物質」がまき散らされています ’20年6月
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