喫煙家庭の小学生の体からニコチン(代謝物質「コチニン」) が検出! =千葉市調査= 児童虐待である家庭内受動喫煙の撲滅を

 昨年9月に紹介した、子どもへの受動喫煙撲滅の千葉市の取り組み、検査で証明し“子ども受動喫煙”撲滅へ=千葉市
検査で、子どもの体内にニコチンが入っているかを調べる(ニコチンが体内で変化した「コチニン」の検出)ということでしたが、実施したところ、恐ろしい結果が出たという報道です。

 以下、各報道の下の囲みは抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

 児童の約1割 家庭内で受動喫煙被害の可能性 千葉市 調査
  =『NHK NEWS WEB』2020年11月5日18時17分=

“子どもたちが他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙の被害を、どのくらい受けているか千葉市が調べた結果、およそ1割の子どもが被害を受けていた可能性が高いことが分かり、市は、保護者らに喫煙マナーの徹底を呼びかけることにしています”

“児童およそ750人を対象に、他人の煙を吸うことで取り込まれるニコチンが代謝されてできる物質が、尿にどの程度含まれているか調査……およそ10%の子どもが基準値を超えていて、過去、数日間に受動喫煙の被害を受けていた可能性が高いことが分かった”

“94%は、同居する家族に喫煙の習慣があった”

“健康推進課の松本千寿課長は「喫煙する人が減っても、いまだに家庭内で受動喫煙の影響が大きいことが……」”

 家族の喫煙、子どもに影響 千葉市の小4調査で判明
  =『障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト』(『共同通信』)2020/11/05 20:43=

“ 尿中のニコチン代謝物質の濃度が一定程度高かった児童の90%以上は、同居家族に喫煙者がいることが判明”

“20校の計約千人からアンケートで家庭内の喫煙状況を調べ、このうち協力に応じた757人の尿検査をした”

“受動喫煙の影響を示す尿中のコチニン濃度……「1ミリリットル当たり5ナノグラム以上」だったのは77人。このうち家族が喫煙していると答えた児童は93・5%”

“アンケート全体で、家族に喫煙者がいると回答したのは41・7%”

“ 市は2020年度も喫煙者の多い花見川区と若葉区の小学校に通う児童約2300人を対象に同様の調査を進めている”

 地元紙の独自の記事。回答数などがより詳しく書かれています。

 家族のたばこ、子に影響 高濃度反応、9割が同居者喫煙 小4対象に千葉市調査
  =『千葉日報』2020年11月6日19:43=

“ニコチン代謝物質の濃度が一定程度高かった児童が1割おり、その9割に喫煙者の同居家族がいることが判明”

“1033人を対象に家庭内の喫煙状況を調べるアンケートを実施。このうち保護者が希望した児童757人の尿検査を行った”

“回答した1002人のうち、同居家族に喫煙者がいると回答したのは418人(41・7%)。喫煙者(複数回答)は父親が329人、母親が158人、両親ともは92人だった”

 結果の記者への発表資料と、行われたアンケート用紙は以下。千葉市サイト「記者発表資料」の’20年11月5日より。(各画像はクリックすると拡大します。)
  

 以下はアンケート3種の裏表。設問に注目してください。
          

 その他の千葉市サイトの受動喫煙関連ページ。
 「千葉市受動喫煙SOS情報受付窓口
 「受動喫煙対策
 「受動喫煙に関するアンケート調査結果
 「千葉市受動喫煙対策PRステッカー(受動喫煙対策推進施設)

地域社会の問題として

 また、この問題に言及した良いブログを見つけました。(記述者不明)

 千葉市受動喫煙 千葉市内の公共施設や商店などの受動喫煙関連について調べてみた
  =『Hatena Blog』2020-11-08=

“1割もいるというのは、かなり深刻な事態であると考えます”

“児童はたばこに関する知識もないため、周りの大人が受動喫煙から児童を守るために行動をしない限り、受動喫煙の被害にあってしまいます”

“喫煙者がたばこを吸うからとの理由で、学校、スーパー、コンビニなどに喫煙所を設置されてしまえば受動喫煙の被害にあう可能性が出てきます”

“子供が生活する環境は家庭だけでなく、学校、スーパーマーケット、コンビニ、公園、公民館、図書館と様々な場面が考えられます。そのため、……どのような時でも受動喫煙の被害にあう児童をゼロにしていく取組みが必要となります”

“千葉市では海浜幕張駅前にたばこ会社のお金で設置された喫煙所があり、たばこポイ捨て防止の施策とした実証事業が行われています。実証事業として成功とされれば、今後も他の駅前に喫煙所を設置する動きがあります。しかし、この取組みを進めてしまえば、当然のことながら児童への受動喫煙の被害が発生してしまいます。そのため、このような実証事業の撤回も必要となります”

“企業の取組も大切です。企業によっては、地域社会やお客様への健康増進のために敷地内禁煙を決め、実行しているところもあります。
ただ、残念なことに、店頭、歩道沿い、ベビールーム、妊娠されている方が利用する思いやり駐車区画等のそばに喫煙所を設置してしまう企業も多いのが事実です”

“家庭内だけの問題でなく地域社会としての問題としてとらえていく必要があるのではないでしょうか”

 しかし、“家庭に喫煙者がいない”のにコチニンが検出されたという子どもたちは、どこで被害にあっているのでしょうか?
 前記ブログにあるように、よその喫煙場所からの被害でしょうか。
 それとも、喫煙していないとの、ウソの回答が多くあったのでしょうか。
 (また、検査の設定基準値ぎりぎりで対象とならなかった子どもたちも、受動喫煙があるであろう問題も考えられます)
「スモークフリーキッズ」(君津市)    

[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 家庭での受動喫煙、子どもを守るには? ’20年11月

 煙を子どもに吹きかけられ激昂した母、その影響で活動者に ~ 『禁煙ジャーナル』手記 ’20年10月

 子どもの受動喫煙は特に問題=被害が大きくなりやすい ’18年9月

 自宅での受動喫煙 その1 – 家族による喫煙 ’18年4月

 どこで吸ってきても大問題です~三次喫煙・子どもへの危険も ’20年4月

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