「タバコ吸わない運転手しかいません」三次喫煙撲滅の完全禁煙タクシー乗り場が新設 ~ 聖路加国際病院

 タクシーはもはや法律で完全禁煙ですが、しかし運転手が喫煙者だったら……、一日に何回も吸ってきては乗り込んで、呼気・服・体からの三次喫煙が車内に充満、受動喫煙被害者にとっては、喫煙タクシーと大差ないことだったりします。

 そこで、昨年5月に、非喫煙者の運転手しか入れないタクシー乗り場を、病院がタクシー会社とともに作ったことが報道されましたが、“入っていいのは「非喫煙」運転手の車のみ” 三次喫煙撲滅の病院タクシー乗り場が本格運用に = がん研有明病院
さらに、別の有名病院でも、同じタクシー会社「国際自動車」による取り組みが行われるとのことです。

 国際自動車、国内2か所目となる「Hospitality Taxi Spot」運用開始 非喫煙ドライバーのタクシー専用乗り場
  =『AMP News』2022.1.17=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“聖路加国際病院にて、国内で2か所目となる非喫煙ドライバーのみ入構可能なタクシー専用乗り場……を2022年1月17日より運用開始すると発表”

“聖路加国際病院のタクシー乗り場は2008年1月より……国際自動車の車両のみ入構できる”

“乗車する人に、タバコ臭や受動喫煙のストレスから解放された移動空間を提供したいとの思いから、「Hospitality Taxi Spot」へ運用を変更する”

“2021年1月、日本初の非喫煙ドライバーのみ入構可能なタクシー専用乗り場として、がん研有明病院に開設。国際自動車は、SDGsの取組みと健康経営の一環として、産業別でも高いタクシードライバーの喫煙率の低減に向け、積極的な取組みを実施している”

“国際自動車は……安心で安全なタクシー乗り場を通じて、……健康かつ快適に、生活を送ることのできる社会づくりに貢献していくとのこと”

 「Hospitality Taxi Spot」のホスピタリティとは、接客業における“おもてなし”という意味のようです。“お客さんのためになる、タクシー乗り場”という意味でしょうかね。(わざわざ英語、しかも英字のみで表記しなくてもよいと思いますが)

 ところで、「聖路加」は、「せいか」ではなく、「せいか」なんだそうです。
 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』聖路加国際病院
 「路」じゃなくて「瑠」「留」「流」なんかをあてればよかったのでは…?!
 

画像は前回の病院のもの(会員提供)。

[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 初の禁煙タクシーを走らせ全国に普及させた男の“遺言” ~ 安井幸一・元運転手 ’20年9月

 タクシーは“新型タバコ”(加熱式タバコ・電子タバコ)も例外なく「禁煙」です。~ 名ブログ紹介 ’21年12月

 タバコ臭いタクシーや路上喫煙する運転手は「タクシーセンター」へ通報を ’21年5月

 芸能人がタクシー受動喫煙に苦言、ニュースに / タバコ臭いタクシーはなぜなくならないか? ’19年1月

 車の中でされたら最もイヤなこと、女性1位は ’20年8月

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