“昔は飛行機や新幹線で……” 今、禁煙の施設・場所での違反喫煙は50万円の過料 規制は適法・合憲です

 職場での喫煙サボリとか、隣人からの被害で賠償が発生するか、など受動喫煙についてもよく書いている、お金に関する情報サイトで(→引用の記事は末尾にリンク)、今度は、乗り物での喫煙の今昔から始まって、今は違反に高額の罰金があること、そして受動喫煙の規制は「合憲」であることまで言及する論説がでました。

 昔は機内や新幹線内で「たばこ吸い放題」だった? 今じゃ、50万円以下の罰金に!?
  =『FINANCIAL FIELD(ファイナンシャルフィールド)』2023.09.20=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“乗り物含む、公共の場での喫煙に対するルールが厳しくなった理由については諸説ありますが、1980年に起きた訴訟が原因であると言われ……「非喫煙者のたばこの煙を避ける権利」が注目され、分煙や禁煙の流れが進み、その後は時代の流れとともに、鉄道各社や航空各社は喫煙可能な環境を減らしていき……健康増進法が改正され……本法によって2019年以降、これまでは原則マナーの一環とされていた受動喫煙をさせない取り組みが、罰則付きのルールへと変化……「新幹線内では一定の喫煙室でのみ喫煙可、飛行機内では原則禁煙」という今日の状況に”

“管理者はこれに違反し、指導や命令をされても改善が見られないと、最大50万円以下の過料……利用者も違反すると最大で50万円以下の過料”

“SNSなどを見ると、たばこを吸う機会が減って支出が減ったという方も”

 加熱式タバコも同じ、と。

“改正健康増進法によって規制の対象とされるたばこは、たばこのを原料に用いられているたばこ……紙巻きたばこや加熱式たばこが該当します”

“加熱式たばこは火を使いませんが、専用機器で電気を使ってたばこの葉を加熱し煙を発生させているため、規制の対象となっています”

“なお、たばこの葉を用いず、リキッドを使用する電子たばこは、改正健康増進法による規制の対象外……しかし、一般的に見た目や使用感から、規制対象となるたばこと混同されやすい製品です。トラブルを避けるためにも、電子たばこについても他のたばこと同様に喫煙ルールに従う方がよいでしょう”

 そして、よくある“喫煙の自由”論(というより、悪あがきのヘリクツ)も否定しています。

“厳しい規制が敷かれると、「……喫煙者の自由を侵害し、憲法に違反していないか」と疑問視する意見も挙がります。

この点ですが、改正健康増進法の「喫煙者の喫煙の自由」について争われた裁判があり……東京地方裁判所は「必要で合理的な範囲に喫煙場所を限定していて、憲法には違反しない」として、規制は憲法違反でないと判断……そのため、喫煙者は禁煙や分煙について納得がいかなくとも、適法な規制だとして従うべきでしょう”

“さまざまな場所で気軽に喫煙できた時代終わり、今は禁煙や分煙となっている場所がほとんど……ルールを破ると、50万円以下の過料に科されることもあります。

喫煙に対する法規制は憲法違反ではなく、時代の流れに沿って認められた規制になります”

  
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓やカテゴリーで引いてみてください。
 『ファイナンシャルフィールド』の主な引用記事
 あらためてタバコさぼりについて 「タバコ休憩に給与を支払う会社が大半」 ’23年9月

 ベランダ喫煙での洗濯物被害に、クリーニング代の請求は ’23年8月

 禁煙のレンタカーで喫煙したら?… 損害賠償が待っています(当然) ’23年2月

 受動喫煙や迷惑が発生しようとかまわない人の心理 ~ “開き直り喫煙者” ’20年4月

 「仕事中 禁煙(タバコ休憩不可)」 は、法的に問題なし! ’18年8月

 その他
 「嫌煙権」運動45周年! 『みんなの嫌煙権』最新号は記念・特大号です その① ’23年2月

 鉄道(駅・列車)の禁煙化の歴史 ’23年5月

 加熱式タバコも電子タバコも被害あり「安易に手を出すな」研究医が提言 ’23年8月

 “新型タバコ”=〈加熱式タバコ〉と〈電子タバコ〉=について、「正しい知識を持ちましょう」~ 自治体広報~奈良市(大和浩教授の研究を参考) ’21年2月

 “分煙”では受動喫煙が発生! 職場のこれからの対策は/“喫煙の自由”は? (付記:肺の残留煙は2分間は呼出される) ’19年7月

 受動喫煙の規制は当然、「合憲」です ’22年9月

 新幹線は完全禁煙にならないのか? 東海道新幹線・喫煙室「1つ」は会議室に変更するが・・・ ’21年8月

 飛行機は禁煙なのに灰皿がある? 矛盾の理由とは…?? ’23年7月

 喫煙店=喫煙営業を続ける店=は要注意! 50万円の罰則も ’20年2月

 受動喫煙の規制は当然、合法・「合憲」です ’22年9月

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